宿木屋

宿木屋のハーブティー

宿木屋が作りたいハーブティーは、「どんな時でもおいしく飲めるハーブティー」です。
こんな目標を掲げると、「当り前じゃない?」と思うかもしれません。
でもおいしい一杯を自分で準備して楽しむ時間がある人って、実はごくわずかなんじゃないかと思うんです。

疲れた、面倒くさい、でも豊かに生きたい

宿木屋の創業者である宿木雪樹はフリーランスのライターになる前、いわゆるブラック企業に勤めていました。
日々の睡眠時間やお休みを削って働き続けると、人は正しい判断や本来選ぶべき逃げ道を失っていきます
よく「死ぬほどつらいなら辞めればいい」という言葉を耳にしますが、当事者はなかなかその判断ができません。

私がそんなふうに追い詰められていたとき、その悪循環から私を救い出したのは一杯のジンジャーティーです。
母が実家から送ってきたそれは、とても安く、手軽に飲めるティーバッグタイプのハーブティーでした。

ティーバッグタイプのお茶は今も数種常備している。

とても疲れていた私は、抽出時間やお湯の温度を気にすることも面倒でした。
なんなら休日はベッドから起き上がるのさえ苦痛で、ケトルのスイッチを押すのが精いっぱい。
そんな私でも、ただお湯を注いで飲むだけでおいしかった一杯があったから、今の私がいます。

ジンジャーティーを飲んだとき、滞った血液が体中をめぐるのを感じ、ふるえました。
自分は休みを求めているんだ」と自覚できたことで、退職に向けて動き始めるきっかけが生まれたのです。

考える時間を作って、私がたどりついたのは「豊かに生きたい」という目標です。
疲れきって自分の生活のことを考えられない状態では、心が貧しくなる一方だと感じていました。
どんなふうに生きたいか考える余裕があり、また、その目標に向かって時間を投資できること。
その状態が続くことが、豊かさだと今は思います。

初めてでも必ずおいしく飲めるハーブティーを

お茶をそそぐ瞬間はしあわせな気持ちがあふれる。

それからというもの、私は考え事をするときや働くとき、いつも手元にハーブティーを用意するようになりました。
多いときは十種類以上のハーブティーを常備し、自分のコンディションに合わせて選びます。

しかし、こうしてさまざまなハーブティーを飲むようになって気づいたことがあります。

まずハーブティーはとても種類が多く、調べて、試してみなければ自分にぴったりの一杯と出会えないこと。
次に、ハーブティーは種類によって適切な抽出時間や温度が異なり、適当に飲むと味が損なわれることもあること。
最後に、ハーブティーは花や葉、色が美しい一方、安価で買えるカジュアルなラインナップが他茶と比べて少ないことです。

ハーブティーって、初めての人が手を出すには少しハードルが高い飲み物なんだな。
でも、本当は疲れをいやすのにぴったりで、疲れている人にこそ飲んでほしいお茶なんだ。

このギャップを埋めたい。
私のように、疲れて面倒くさくて、それでも生活を変えたい人にハーブティーを届けたい

これが宿木屋でハーブティーを作ってみようと思うきっかけになった願いです。

2020年4月より、商品企画を始めました

自分の作ったハーブティーを販売するために2020年1月に法人化したものの、新型コロナウイルスの混乱が世界を包みました。
こんなときこそハーブティーを届けられたらいいのに……と歯がゆい思いをしながらも、新規事業を動かすための資金繰りや資格取得などに時間がかかり、一時ハーブティー事業の準備はストップしました。

ようやく4月ごろから再始動し、協力してくれる仲間と言葉を交わしながら、少しずつ歩みを進めました。
そして、7月より本ウェブサイトにてその商品企画開発の道程を執筆・公開しながら、商品販売へと少しずつ近づこうとしています。

宿木屋は2020年7月現在、宿木雪樹ひとりで経営しており、主軸の事業はライティング・編集業です。
したがってハーブティーづくりの道のりは、ゆっくりと、地道に進んでいくこととなるでしょう。
いわゆる“週末起業”と言われるものかもしれません。

それでも必ず形にする。時間がかかっても。そう覚悟を決めました。
もしもここに書いた想いや商品の方針に共感してくださる方は、ぜひこれからも応援・協力してくださるとうれしいです。

これからの企画開発の歩みは「ハーブティー開発記録」にて随時更新します。
また、企画中のお茶のモニタリングなどを行うときは、こちらのウェブサイトにて募集をかけることもあると思います。
もちろん販売が始まったらここで盛大に告知して、皆さんに届けます!
ですので、更新頻度はそう多くはありませんが、ちょくちょくとチェックしてもらえると幸いです。

これからも宿木屋のハーブティーを、どうぞよろしくお願いいたします。

(2020/7/25更新)