育て方

「好き」な気持ちの育て方

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好きになれないのは何故?

GDJ / Pixabay

こんにちは、雪樹(@yuki62533)です。

今日はややポエムなテーマです。

このテーマで書こうと思ったきっかけは、とある友人から「好きなものや人がない…好きになれない」という相談を受けたことです。

「どうしてそんなに人や物を好きになれるの?」

「特に好きなものがないのは何故?」

「好きになりたいのに、なれない」

こういう方って、実は意外と多いようですね。

今回は、「好き」という気持ちにフォーカスを当てて雪樹の考えをご紹介します。

また、【「好き」になるための〇〇の方法】というテーマでも良かったのですが、あえて【育て方】という言葉を冠しました。

「好き」という気持ちは方法論で得るものではなく、時間をかけて育てていくものだと考えているからです。

「好き」とは何なのか

「好き」という感情には理由がある

「好き」とは何なのかを知ろうと書籍や情報を調べてみると、大概「恋愛」「友情」「趣味」などのカテゴライズから入りますね。

雪樹は、おそらくこのカテゴライズが多くの方の「好き」を惑わせているのではないか、と感じています。

「好き」という感情には、対象が何であれ、共通の理由があるはずです。

人間は動物ですから、感覚にはある程度の生存本能に基づいた合理性がある場合が多いためです。

「好き」になるとどうなるのか、考えてみる

対象は何でも良いのですが、「好き」になると、何が起こるでしょうか。

画家であり、絵本などの執筆も手掛けるヒグチユウコ氏の「すきになったら」を見ると、好きになると起こる作用がシンプルに描かれています。

好きになったら、知りたくなる。もっと理解したくなる。

何故なら、一緒にいたいから。

このストレートな表現に全てが込められています。

さて、「そうなれれば話は早いよ」という方、ちょっと待ってね。

これを元に、もう少し「好き」を分解してみましょう。

(※あ、ちなみに、「すきになったら」はとても素敵な作品なので、おすすめです)

「好き」とは、意欲の理由である

Kaz / Pixabay

「好き」になると、知的好奇心や行動意欲が沸き上がります。

よく、「好きな人のためなら何だってできる」というセリフを目にしますが、あれがその状態です。

(※TPOをわきまえないと「恋は盲目」にもなりますね…♡)

人間は、自らが成長するために知的好奇心行動意欲が備わっています。

とは言っても、人間社会で摩擦なく生きていくために備わった、「面倒くさい」「無理したくない」という防御本能もセットで作用します。

この二つの感情の天秤の「意欲」側に重りを1つも2つも乗せてくれるのが、「好き」です。

「好き」とは、我々が動くための理由です。

痛覚を例にとるとわかりやすい

痛いこと、したくありませんよね。

性癖として痛いと快楽を感じるという方もいるでしょうが、基本的に痛いことは避けるよう人間はできています。

これって、痛いの先には、少なからず死があるからだと思います。

生存のためのリスクヘッジとして、痛覚は存在しているのです。

「好き」は、この逆です。

「好き」は、人間的成長を加速させられるよう、与えられた機能の一つです。

「好き」という感情が生じると、あらゆることに努力をするため、人間は変化します。

このバフ効果は、停滞と衰退をもたらさない一つの要因になっていると思います。

「好き」になれない理由は大きく分けて2タイプある

albertoadan / Pixabay

ここまで「好き」とはいったい何なのかについて考えてきました。

これをふまえて、「好き」になれない理由を探ってみましょう。

「好き」になれない理由は、大きく分けて2タイプあります。

「好き」になる必要がない

「好き」の本質を理解していない

この記事は最終的に「好き」な気持ちの育て方について伝えていきますので、まずこの2タイプに対してそれぞれ改善策を提案します。

「好き」になる必要がない=時が来るまで待ちましょう

「好き」な気持ちは意欲の理由である、と先ほどお伝えしました。

しかし、これは停滞に対する防御機能ではあるものの、人間の生存に必須というわけではありません。

「好き」になる必要がない、ということは、あなたが別に「好き」な気持ちがなくても前へ進めている証拠です。

例えば、「会社で働いてお金を稼ぐ」ということに対して、「好き」がなくても「生活のために必要」という気持ちで動ける人はいます。

だから、良いんです。好きになる必要がないなら、そのままで

もし、あなたが「好き」がなくては人生そのものが停滞してしまう時が来た時は、あなたの心は「好き」を求めます。

「好き」の本質を理解していない=理解するまで嫌いになりましょう

MIH83 / Pixabay

「好き」と近いけれども、ちょっと違うものがあります。

それは、依存です。依存は、「好き」と非常によく似ていて、間違われやすい状態です。

依存と「好き」を混同するとき、あなたはあなたを成り立たせるための理由として「好き」を利用しています。

それがなくちゃ生きていけない」という感覚に陥る時、本当は「好き」ではありません。

こういう時、とっても良い改善策があります。嫌いになることです。

依存と好きを混同している時、常に裏側に「嫌い」があります。

自分を防衛したい時は、クルリとひっくり返って「嫌い」の感情が出てきて、あなたを対象から遠のけようとしてくれるんです。

この、「嫌い」の感情を利用して、依存状態から抜け出し、一度頭を冷やして自分だけの時間を作ってみましょう。

「好き」な気持ちの育て方

好きになれない2タイプと改善策を見てみたところで、いよいよ「好き」な気持ちの育て方を考えます。

繰り返しますが、「好き」は意欲の理由です。

あなたが意欲を必要とした時、そしてきちんと「好き」を理解した時、「好き」は自然とあなたの中に生まれます。

育て方①「好き」の敷居を下げよう

raphaelsilva / Pixabay

あなたが何かしら「自主的に関わりたい」と思ったものは、全部「好き」フォルダに突っ込んでみましょう。

あとで分別すれば良いので、「何か行動しよう・関わろう」と思った対象は全てが「好き」と思ってみてください。

育て方②「好き」フォルダの対象を観察しよう

次に、分別のために「好き」フォルダに入れた対象を、よく観察してみましょう。

この時、純粋な目で観察するのがポイントです。

例えば、異性の場合「こういう顔が好き」「臭い人はイヤ」「怒りっぽいとNG」など、いろいろ条件はあるでしょう。

いったん、そのフィルタを除けてみてください。

よく見たら味のある顔だったり、慣れてくると臭くなかったり、怒りっぽいのは繊細だからだったり、するものです。

細かく観察して、「好き」フォルダの中でランク付けをしてみましょう。

人だけではなく、趣味や物も同じフォルダでランク付けしていきます。

そうすることで、無駄な比較対象を作らず、純粋な「好き」度を測ることができます。

育て方③「好き」フォルダ上位の面々について公言しよう

ulleo / Pixabay

ベスト5くらいが絞れたら、その5つについては、ここぞとばかりに「好き」と口に出してみましょう。

雪樹の場合、「ピアノ好き、これほど良い趣味はない」と周りに言い散らかしています。

また、好きな人にも男女問わず「好き好き好き好き」と呪いのように伝え続ける癖がありますね。

「好き」は意欲の理由なので、公言すると、それに対する行動や発言が文脈化されていきます

A君を「好き」だからもっと知りたい、だから話しかける

ピアノが好き、だからもっとうまくなりたい、練習頑張る

ゾンビ映画が大好き、だから新しい作品もチェックする、映画館にも行く

これらの文脈は、そのままあなたの個性になっていきます

あなた自身を語るのに変えられない存在になったら、「好き」はあなたと一体化します。

周りも、「ああ、雪樹ちゃんゾンビ映画好きだもんね…」と納得してくれるわけです。

育て方④「好き」に感謝しよう

「好き」があなたと一体化する頃には、あなたには変化が起きているはずです。

あなたは「好き」を理由に何らかの行動を起こしたわけですから、何かが成長しています

そこには、失敗や苦労もあるでしょうが、本当に「好き」になれているのなら、精神的な苦痛は挫折に直結するものではなかったはずです。

その変化や感情に、感謝してみてください。

この時のコツは、「好き」な対象に感謝するのではなく、「好き」というあなたの感情、つまりあなた自身の心に感謝することです。

「好き」という感情を生んでくれた私自身にありがとう。

ここまで来れたら、「好き」は立派に育っています。

何故かと言えば、この時、きっとあなたはあなた自身を誰よりも好きになっているはずです。

「好き」があなたに与えてくれる効果

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「好き」は意欲の理由とお伝えしましたが、その結果、あなたにたくさんの効果をもたらしてくれます

一度「好き」を作れると、何にでも応用できる

自分を「好き」になれる

相手から「好き」をもらう確率が高くなる

「好き」を利用して、モチベーションの上がらない対象への意欲を高められる

「嫌い」や「無関心」への断ち切り方が美しくなる

ざっくりまとめると、生きやすくなります。

無駄な悩みが少なくなりますし、生産的に考える時間も増えます。

「好き」という気持ちや言葉を一見すると、感情的で非論理的な印象が強いですが、本質は逆です。

「好き」を理解した上で、人生にうまく活用することができると、人間として効率よい生き方ができるのです。

「好き」な気持ちを育ててみよう

「好き」な気持ちは、あなたの中で育てられます

植物と違って、種や苗はあなたの心の中です。

いつ水をやっても日に当てても、放置さえしなければ、しっかりと育ちます。

別に育てなくても人生に不都合はありません。

けれど、きっと育てたら人生がほんの少し幸せになります。

ぜひ、あなただけの「好き」を育ててみてください。

今回ご紹介した書籍

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宿木雪樹(やどりぎゆき)

物語を形にする仕事をしています。執筆を主軸に企画/デザインもしながら生きています。平穏が好き。

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