学び方

理数系が苦手な人に読んでほしい簡単で面白い本

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理数系って難しい…

geralt / Pixabay

こんにちは、雪樹(@yuki62533)です。

突然ですが、雪樹は理数系の教科が大の苦手です。

高校生の頃、夕陽の見える教室で、数学のおじいちゃん先生と二人っきりで居残りをした記憶があります。

判ろうとしても判りません。学生の頃は、呪いとしか思えませんでした。

 

「とにかく難しそう…考えるのもいやだな」

「理数系っていうと苦手意識が…だって私文系だもの」

「だいたい、人生に関係ないじゃん!」

理数系が苦手な方の意見をまとめると、だいたいこんな感じでしょうか。

雪樹も同じように感じていました。

結局今も、数学や理科の問題を出されれば、きっと雪樹は赤点です。

けれど、苦手意識を克服してくれた本があります。

苦手な雪樹なりに、理数系に関わりそうで、なおかつ興味をそそられる本を探してきた中の珠玉のおすすめ本です。

理数系は苦手だけど、興味は持ちたい…という方は、ぜひ読んでみてください。

 

「数学はあなたのなかにある」で数の面白さに目覚める

突然ですが、人の誕生って不思議ですよね。

男と女、1と1が交わって、1が生まれます。

1+1=1なのです。何故でしょう。

…そんな数学の考え方、したことありましたか?

この本では、「誕生」、「恋」、「時間」など身近なものを、単純な図で数学と繋げてくれます。

公式や難解な問題は一切なく、ただ「そうか、そう考えるとシンプルになるんだ」というひらめきをくれるのです。

本来、数学が私たちに与えてくれる本質は、そういったシンプルな真理を導く力だと思います。

いとも簡単にそれを伝えてくれる本。

それが「数学はあなたの中にある」です。

著者のクレマンス・ガンディヨ氏は「数学が複雑なのは、人間が複雑だからこそ」と説いています。

なんだか小難しくて面倒な学問だったはずの数学が、とても身近に感じられる一冊ですね。

中学生のころに「数学はあなたの中にある」に出会いたかった…そんな名著です。

「ドミトリーともきんす」が科学を身近にしてくれる

「ドミトリーともきんす」では、架空の学生寮「ともきんす」に住む四人の寮生さんが、科学についてわかりやすく教えてくれます。

四人の寮生さんは、実はとても著名な科学者たちなのですが…説明するとそれだけで日が暮れるので割愛しますね。

寮母のとも子さんと、娘のきん子ちゃんが「何も知らない」状態でもわかるよう、寮生たちは科学を説きます。

ちなみに私が一番好きな推しの寮生さんは牧野富太郎という方です。

優しい面もちで、植物には何一つムダがない、ということを愛しそうに語ります。

実際の牧野富太郎氏の仕事と照らし合わせると、こんな人とそばで暮らしたかった、と思いますね。

(牧野富太郎氏の仕事がわかる著書はこちら)

基本は漫画の形式ですが、中には彼らが実際に遺した文章や、科学的図解なども掲載されます。

難しいことはない、生活のすぐそばにも科学はある

そんなメッセージを、優しく伝えてくれる一冊です。

「この世で一番おもしろい統計学」でこの世の嘘を解き明かせ

「平均寿命より長く生きたから幸せだよね」

「明日晴れの確率は90%、だから絶対洗濯物を干しても大丈夫!!」

私たちの身の回りには、統計データによって得られた数字がたくさん潜んでいます。

数学が苦手な雪樹やあなたのそばにも、「〇〇%」だとか「平均より上」だとか、そんな言葉が溢れていますよね。

でも、本当にそれって、価値がある数字なのでしょうか?

信頼できる根拠は?何と比較してその数値は得られたの?

そんなこと、考えたことありませんか?

私たちを信頼させるために強力な魔力を持つ統計学を、簡単に知っておいたほうが、身の安全を保てます。

「この世で一番おもしろい統計学」は、本当に統計学について全くの無知の雪樹でも学ぶことができました。

少なくとも、「よく見るあの数字は、この観点から見て意味がないから無視していい」などの判断はつくようになったのです。

これは非常に大きい。

今まで、多くの無駄な数字に惑わされて、焦るは決断を変更するは、左右されまくりでしたから。

無知は搾取される要因になりがちです。

「この世で一番おもしろい統計学」で、しっかりと統計学の罠を楽しく学びましょう。

「ビジネス×数学=最強」で会話に数学を応用する

「数学なんて、どうせ人生で使わないさ」

これは、理数系が苦手な我々が使う最大の言い訳です。

そうです、確かに中高で習ったような数式は大人になってから一切使いません。

しかし、数学的な考え方や根拠の導き方は、大人になってからの方がたくさん使います

「ビジネス×数学=最強」では、ビジネスシーンを例題として、日常に応用できる数学を説きます。

これを読んでいると、「ああ…あの時この考え方を使ったらスムーズだったじゃん…」という過去を山のように思い出すのです。

文系・理系という分け方がそもそもナンセンスで、仕事においては、それぞれで学んだエッセンスを複合的に使いながら最善策を導き出すのが吉です。

大人になってから数学を学ぶなら、こういった思考の面から切り込む本が一番しっくりくると思います。

「理数系は無理だ」とあきらめていた方にもわかりやすい事例がたくさん入っていますので、何等かのビジネスをしている方はぜひご覧ください。

「数学する身体」で感じる、数学を通して見た歴史

「数学する身体」は、読み物としてとても面白い一冊です。

数学を人間の表現行為として捉え、人間がいかにして数学とともに生きてきたかを語ります。

人間の数学との出会いをはじめとし、機械と数学、人工知能、記号などのテーマを鮮やかに描いていく素晴らしい本です。

こちらは図解や漫画などはなく、基本的に全て縦書きの書籍となりますが、これぞまさに文系が楽しめる数学の本と言えるでしょう。

文章が美しく、エッセイのような表現方法がところどころに見られるのも魅力的です。

「理数系が苦手だ」と感じていたのは、きっとこういう血の通った表現で出会えなかったからだ、と雪樹は感じました。

著者の森田真生氏は、「独立研究者」という素敵な肩書とともに、数学の演奏会などを企画立案している方です。

本当の学問とは、分野を横断して柔らかく浸透していくもの

そんなことを感じさせてくれる、貴重な一冊です。

実は「理数系」という呪いに縛られているだけかもしれない

いかがでしたか。

理数系の難しさは、もしかしたら私たちが勝手に自分にかけてしまった呪縛かもしれません。

数学や科学、統計学を描いた本でも、こんなにわかりやすく、面白い本がたくさんあるのです。

理数系の知識は、私たちの身の回りに常にあります。

それらを見つけて、観察し、愛せるかどうか。

それは、私たちの苦手意識の克服次第なのでしょう。

これを機に、理数系の魅力に興味を持っていただけたら幸いです。

文系・理系という垣根を超えた考え方をできたら、きっと少しだけ人生は幸せになるはずですから…。

今回ご紹介した書籍

おまけ:牧野富太郎氏の本

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宿木雪樹(やどりぎゆき)

物語を形にする仕事をしています。執筆を主軸に企画/デザインもしながら生きています。平穏が好き。

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